奈良は奈良盆地東部の山々でたたら製鉄で鉄の生産が始まり、農機具が充実したことから良質なお米の取れる産地となり、日本一豊かな地域として都がおかれ、様々な産業が育まれた中で、お米を使って清酒が作られるようになりました。古くは大国主命が三輪山に大物主神を祀り、五穀豊穣の地となって行く過程で神の酒が造られ、大仏鋳造以降の奈良には多くの技術が継承され発展していく過程で、その技術の粋を極めた茶道具も作られました。奈良の食と農、そして茶の湯の歴史を料理とお茶会の趣向とし、日本の食文化に繋がる奈良の歴史を五感で体感いただくことをテーマとした特別なプログラムです。